大阪市が主催する「Hack OSAKA」こと「国際イノベーション会議」に招待されたので見てきました。
関西のベンチャー起業経営者やVC、コンサルタントが呼ばれたらしい。
国際イノベーション会議
ウメキタ(開発されている梅田の北ヤード)をベンチャー企業向けに開放するなどの大阪市がベンチャー優遇していきたいという姿勢を発表したい、という主旨で開催され、スピーカーはシリコンバレーの有名投資家、デイブ・マクレー氏、日本で活躍しているVCのアレン・マイヤー氏(Istpikaにも来社してもらったことがある)などに加え、日本維新の会代表でもある橋下大阪市長も参加、流ちょうな英語を公前で初めて披露されました(あとで「二度とやらない」とつぶやいたそうですが)。
主な内容
・「出る杭になれ! Be the Nail」シリコンバレーでは失敗してもやりなおせるし、失敗することで評価が上がる。他がやってないことにチャレンジしよう。
・「ムーンウォークしろ」日本人は恥ずかしがるのをやめて、壇上に上がって、人前でムーンウォークを披露できるくらいになろう。橋下市長に、実行してビデオを公開するよう約束させてました。
・シリコンバレーでは、いいと思ったら、成功の見込みが60%でもチャレンジする。一説には30%とも。そのくらいのスピード感が必要。
・市長の話では、「『前例が無い』とは口にしません!」大阪市のホームページに書いてある。これを徹底して2年で役人も変わった。たとえば人事課が「公務員試験を廃止しましょう」と言ってきて、大阪市では公務員試験が無くなり一般企業と同様の採用過程となった。前例の無いことをやっていく。そのために規制を撤廃していく。
出る杭になれ、とは本当に大事だ。僕も小学生ぐらいからそれを意識して実行してきました。無難な例では授業で誰も手を上げないなら分からなくても手を上げる(当たってから即考える)とか。皆が嫌がる役員やゴミ出しを進んで受けるとか。校内写生でみんなが校舎や校庭をほのぼのとしたタッチで書くのに僕だけ黒板に50センチの至近に近づいてスーパーリアリズムで黒板を書いたりとかしました。先生は理解しなかったけど( ゚- ゚)
とはいえ語感から勘違いしちゃいけないのが、出ると言っても出過ぎないこと。出過ぎて抜けてしまったら元も子も無い。先生を困らせない、分をわきまえるのも大事。
懇親会では大前研一氏のビジネスブレークスルー大学大学院の余語教授(元アルゼCEOとか!)やシリコンバレージャパンのマーク・加藤氏と話す機会がありました。
余語教授には、Istpikaのことを説明するとえらく叱咤激励された。人数も100人を超えると大変になるので、それまでに会社をしっかり作らねばならない、自律する組織に。1000人になったら100人単位の部署に社長が指をさすだけで動くようにしておけ、と(ナポレオンのウルムの戦いのようだ。余は行軍を指示したのみ)。
加藤氏によるとシリコンバレーでは「クレージー」と呼ばれるほど良い、そして成功の見込みが十分納得できるまで検討しているようでは絶対に成功しない。それなら誰もが成功しているじゃないか。クレージーな発想こそが成功の秘訣であり、みんなが反対したことをやるべき、と。また先日ソフトバンク孫正義氏と会談したそうで、彼は「日本向けにビジネスを考えてちゃいけない。最初から世界向けに考えるべし」とのたまわっていたらしい。Istpikaも1期目はまさにそればかり連呼してました。
早く、世界に戻りたい!そしてクレージーと呼ばれることをなさなければ。
とりあえず、明日から社員全員、ムーンウォークの練習からしようか( ゚- ゚)