実施しないと。
アイディアには価値が無い。エグゼキューションにこそ価値がある。
「ビジネスアイディアだけでベンチャーキャピタルからお金を調達する事は出来るのか?」これに対して、ベンチャー・キャピタリストのデービッド・ローズが答えを書き込んでいた。
これによるとアイデアの価値(-1~$20) x 実施状況の価値(1~$10,000,000)となっている。
アイデアだけだと、たった$20でしかない、というのには大いに頷ける。
まあ僕の場合、特に、この左の表はこうなるかな。
どうしようもないアイディア マイナス$1
イマイチなアイディア $1 ⇒ $0.1
まずまずなアイディア $5 ⇒ $1
良いアイディア $10
すごく良いアイディア $15 ⇒ $100
超いけてるアイディア $20 ⇒ $200
すごく良いアイデアは、うまく実施してスケールさせれれば、大ヒットになるんじゃないだろうか。なので、もっと評価しても良い。なので$100以上。
すごく、と超いけてるの差が少ないのは、あとは実施次第、ということ。
どうしようもないのは、聞く時間がもったいない。なのでマイナス。
逆に、イマイチなアイデアを、なんとか必死で継続している会社や事業(ゲーム開発も)って多い。その価値を認めてしまうから、不良債権、ゾンビ企業・ゾンビプロジェクト・デスマーチが発生してしまうんじゃないか。なので$0.1。
まあ、何が良いか、イマイチかっていう定義の問題かも知れない。
それも、僕の場合こうです。
イマイチなアイデア…
・ふ~ん、いいんじゃない?(誰でも考え付くよね。まあ、頑張ってるしそろそろ認めてあげようか。)
・へえ、新しいね。(でも、本当にニーズはあるのか…?新しければいいってもんじゃないよね。ターゲッティングとか言って絞ってるけど、マスにリーチできるアイデアが出なかった言い訳なんじゃね?本当にリーチするのか?100人ぐらいターゲットに路上インタビューぐらいしたんだろうな?プランナーなら当然するよね。)
・へえ、確かにアレより良いね。(二番煎じ。新しいアイデアを考える気はないのか…。また同じようなものを出して、果たしてニーズはあるのか…。あるゲームを遊んで、良くなかったから同系統でより良いものを探す人って、どのくらいいるの?)
・とりあえず無いパターンだし、興味深いね。一度やってみたい。(何かを組み合わせて無いパターンを作っただけだよね。それが面白いかどうか、やってみなくても、想像してわかるんじゃね?実のところあまりいいとは思えん・・・。)
すごく良いアイデア…
・これ、めっちゃ面白そう!最初から惹き付けられる。そしてたぶん、わりと多くの人に受け入れられる!ゲームシステムはそこそこだけど、世界観や設定の引きが良くて、それがゲームにもよくマッチしている。どうなるか、先を知りたいな。…という、惹きと世界観とゲーム性の結びつきパターン。
・なるほど。だから、こうなのか。合理的だし、感性的でもある。何よりそれぞれの理由が人間心理と欲求をついている。それがマネタイズまで結びついている。社会心理学などの引用も興味深いから、その仮説は思い込みでは無いのだろう。え?社内でもう、スタッフ全員に聞いてきた?で、多くの共感を受けた?…という、人間心理と欲求に根ざしたパターン。
以上、
アイデアだけでなく実施しようアンド、でもイマイチなアイデアではダメだしではどんなのが良いの?、という話でした( ゚_ ゚ )