2013年1月10日木曜日

離脱理由

ソーシャルゲームにとって離脱理由を知るのはすごくすごくすごく重要です。

面白くなかったからやめるのか。
飽きたからやめるのか。
招待されただけだからやめるのか。
…それじゃ分析が足りない、と言われて社長に蹴られるでしょう (゚-゚)

facebookアプリに取り組んでいた時のノウハウとして、よく言われたのが「bookmarkを促せ!」でした。

お客様に遊んでもらっても、bookmarkをしなければ戻って来れないのです。
アプリ一覧から探すとしても、一日に何百と新規アプリが登場していたし、そもそも「アプリ一覧」の存在を知らなかったり。

さて画像はアプリ「ロードオブナイツ」の起動画面。


最初に、どの「ワールド」で遊ぶか選ぶようになってます。
この「ワールド」が違えば、参加者が違い、その中で競ったり協力することになります。
ソーシャルゲームでは、私は見たことない概念です。

だいたい20000人ごとにワールドが拡張されるようです。

さて競争が激しいカードバトルのようなソーシャルゲームは、「ゲームの鮮度」は特に重要で、少しゲームを始めるのを乗り遅れると(リリース後数か月とか)、もうデッキをSSレアで固めた覇者がうじゃうじゃいて、「とてもイベントランキング上位なんて狙えない」「強いギルドにも入れない」「追いつけない」という気持ちになるのではないでしょうか。

お客様のカテゴライズとしてのマーケティング用語に「アーリーアダプター」という概念があります。
アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):

流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。
ソーシャルゲームのヘビープレイヤーはこれに近くて、常に新しい、面白いゲームを探してもいるし、同時に要件として「自分が活躍できるか」も気にしているように感じます。

もし、ソーシャルゲームにも「ワールド」という概念があれば、リリースから少し経っていたとしても、新たに始まったばかりのワールドに参加できるので、自分も上位入賞も出来るかも!と思えるようになり、ヘビープレイヤーの離脱を少しは回避できるかも。


そんな感じで、ソーシャルゲーム以外からも、常に何かしら発見して取り入れられそうなものを探していきたい( ゚- ゚)