開発もグローバル化してきていて、余裕があるSAP各社は中国・韓国、ベトナムやシンガポール、ヨーロッパ等にオフィスを開設するところが増えてきていて、「海外旅行できる、うらやましい」と思ったりしませんか?( ゚- ゚)
いや、正直、どのくらい経営として効率がいいのだろう?
そういった海外人材は日本と同じくらいうまく開発できるようになるまで、どのくらいの期間がかかり、1チーム何人ぐらいの体制が必要で、中間にはいる管理や現地ディレクター、通訳は何人必要なのだろう?また、海外でアプリを作った場合、日本向けなら日本向けに、海外向けならその国向けの、絵やUIにするよう指導するカルチャライゼーションにどれくらコストがかかるのだろう?
そう考えると、全然うらやましくないです。ほんと、海外旅行したいから採算度外視で現地オフィスを作ってるんじゃないだろうか、とすら思ってしまう。
ベトナムで、月給が1600米ドルでも人材確保が難しい、という記事。
スマホアプリのプログラマー不足、確保は困難[IT]
こういう記事に対して、「ベトナム人は月給100ドルでいいのに、高くなっていくならどこに発注すればいいんだ!」という意見がコメントついたりする。
ゲーム業界でも、3Dモデリングはベトナムに発注、というブームが10年ほど前にあった。「安くて、日本人と同じことが出来る」と。
しかし、もし、出来る仕事の質が同じであれば、同じ対価を払うべきではないだろうか。
そういった話を、以前の会社で雇ったインド人に話したらえらく感激されて、一生ついていきます!と言われたが、入社した翌日に辞めてしまった。起業するために。
よほど僕のベンチャー精神に触発されたらしい…。
また、オーストラリアにオフィスを作った時、為替が1A$=55円だったのが105円まで上昇した上に、よく調べたら平均賃金は日本より高かったorz
日本はもはや高所得なんかでは無いです。諸国と同じスキルしかなければ、いずれ職を失います。
グローバル化が進むと格差が広がるのではないか、という懸念があるが、そうだろうか。
格差とはいったい何か。単に、貧富の差のことか。
努力しないで貧しくなるのは本人の責任。
また、高い物価の地域に住んでいて余裕が無いのも勝手でしょう。
しかし、人は生まれついて平等であるから、せめて教育の機会は平等であるべきだし、また、生み出すモノの価値は同じなのでなるべくフェアトレード精神で行きたい。
ある日オーストラリアのマネージャーに、僕の会社の良いところは何?と聞いてひとこと言った言葉が。
「給料が見合ってる」
…それだけか!( ゚- ゚)w
しかし、いいところをついていました。
海外にオフィスを作ることだけがグローバル化では無い、と思ってます。